あのくさ2023:立冬の巻

支部長通信「あのくさ」

立冬です。
今年は暖かくて天気が良い立冬を迎えましたが、いよいよ冬が近づいてきました。
札幌では雪が降る前に現れる雪虫が、仙台でもカメムシが大量発生しているという話を耳にしました。
こういう時はドカ雪が降ると地元では囁いていましたが、気象予報が発達した現代でも、昔からの自然現象に基づく言い伝えには、相変わらずの信頼感があるのだと思います。
果たして、今年の冬はどうなるでしょうか。

11月になると郵便局から年賀状が発売されますが、近年は、年賀状による時節のご挨拶も廃止する動きが強まっています。
今年も、「SDG’sの取り組みの一環として・・・」や「持続可能な地球環境に貢献する観点から・・・」といった理由により年賀状を廃止するお知らせが届いています。
これは、紙がいけないのか、配達する時に出るCO2がいけないのか、考えさせられます。
それほど年賀状に積極的な訳ではありませんが、紙を愛するアナログ志向の人間としては、少し寂しさを感じる時代でもあります。

また、東北で「さけ」が獲れなくなって、北海道で「ぶり」が獲れたりするニュースは、東日本に広がる「さけ文化圏」と西日本に広がる「ぶり文化圏」が崩れてしまわないかと心配になりますね。
「ぶり文化圏」で育った私は、お正月にはやっぱり「ぶり」を食べたくなりますが、もしかして、関東でもお正月に「ぶり」を食べるようになるのは、ちょっと落ち着きませんね。

そんなことが気になる11月ですが、寒さに負けずに頑張っていきましょう。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和5年11月8日 立冬

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