あのくさ2023:立秋の巻

支部長通信「あのくさ」

8月8日、東京都心では気温35度以上に達して、今年の猛暑日の日数は17日となり、観測史上最多を更新しました。
暑さのピークを感じさせる日が続いていますが、同時に秋の始まりの時期とされる「立秋」を迎えました。
お盆の季節となり、夏休みを利用して東京を離れる方もいらっしゃると思いますが、皆様、如何お過ごしでしょうか。

ところで、最近、都心でも外国人の姿が一気に増えていますね。
新幹線に乗るとその持ち運ぶ荷物の大きさと数の多さに驚かされます。
これでもかと大きな荷物をたくさん持ち運ぶ外国人は、その腕力と体力にも驚かされますが、飛行機は持ち込む荷物に重さの制限があるのに、新幹線は制限がないのか?と思ったりもしますよね。

多くの日本人は、少しでもコンパクトな荷物にするために知恵を絞っていると思います。
その知恵が日本の発展に生かされていた時代もあったし、今でも、世界と戦う武器だとは思いますが、このところ、日本は世界から取り残されていく感が強まっていますね。
先日、仕事で海外に出て強く感じたのは、日本の物価の安さです。
日本で暮らす私たちはあまり意識していませんが、安い所得でも安い物価に支えられて普通に生活出来た日本は、ある意味、楽園でしたが、日本でも、一気に物価が上昇して、生活が苦しくなる事態になっています。
もしかしたら、これが、世界における日本の生活水準なのかもしれません。

夏から秋へ、少し、哀愁を感じる季節です。
戦争の記憶を蘇らせる報道が続く時期でもありますが、盆休みに少し日本という国の将来を考えてみる季節かもしれません。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和5年8月8日 立秋

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