あのくさ2023:秋分の巻

支部長通信「あのくさ」

秋分、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
お彼岸の中日です。
これから次第に秋が深まっていく時期というのが定番です。
ただ、今年は暦がずれているのではないかと疑いたくなる暑い夏が続いていましたので、そうはいくまいとも思っていましたが、時期が来ると、やっぱり、朝晩は涼しさを感じるような気候になりましたね。皆様、如何お過ごしでしょうか。

ところで、地球と太陽の動きである秋分と、仏教の行事であるお彼岸が、どこで結びついたのでしょうか。
私達の先祖は祈りや自然の恵みに感謝して、お日様に手を合わせてきました。
お日様が真東から昇って真西に沈む、昼と夜が同じ長さになる日(秋分と春分)に、お日様を拝む日願(ひがん)という行事があったそうです。

仏教の伝来後に、彼岸という教えと融合して、ご先祖さまを敬う行事として行われるようになったようです。

小さい頃から、誰も見ていないから許されるだろうというのではなく、常に、お天道さまや、ご先祖さまに見られていると心がけていれば、大きく道を踏み外すことはないと教わってきましたよね。
お彼岸の時期に、お墓参りをしたりして、お先祖様を敬って生きる心がけが、目には見えないけれど、大切なことなのだと思います。
感謝の気持ちを忘れずに、今日も元気で生きて行きましょう。

有信会東京支部 支部長 松下和徳 令和5年9月23日 秋分

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